旅する衣 in バルセロナ その3

 

旅する衣 in バルセロナ

ガウディの建築は一際違いました。

 

まるで生きてるような有機的で温かみのあるような曲線美で、

 

装飾されたものが無駄とされがちな日本のデザインと真逆で(それはそれでかっこいいし、洗練されてる傾向がある)、

 

ガウディの建築は「世界観」が現れていた。

 

語をガウディなりに解釈したものを感じたし、

 

実験的に色んな可能性を模索しているようでみてるだけでワクワクしていました。

 

壁は無地のようでパーツごとに色が違っていたり、

 

ドアノブはひとつひとつ違ったり、もう色々教えてあげたいですが沢山ありすぎて。。

 

今までは感じられなかった美しさを体感しました。

 

 

 

カサ・バトリョ

 

カサとは「家」のことで、バトリョさんのお家という意味。

 

これはカタルーニャの守護聖人「サン・ジョルディ」の竜を退治する伝説のお話をモチーフになっています。

ベランダや柱は「骨」を想起させる「骨の家」とも呼ばれているとか。

 

バレンタイン・ホワイトデーのように、スペインは4月23日の祝日サンジョルディの日として、

男性が女性にバラの花をプレゼントし、女性はお返しに本を渡すという風習があるようです。

 

 

中は吹き抜けになっており、

ブルーで統一されたグラデーションのタイルによって彩られていました。

 

ディズニーの世界に入ったような気持ちになりましたが、

きっとガウディからインスピレーションを受けたのではないかと思います。

 

 

吹き抜けのベランダのようなところでガラスを通してみてみると、

まるで水の中にいるような居心地になりました。

 

ガラスは所々で違う手が抜かれていない造りに感動するばかりです。